FC2ブログ
セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」の読み取りテストは数学のテスト
 「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」に出てくる 読み取りを問う問題は、国語というより算数、数学ではないかと思うような問題が多いです。

  まず最初の問題が次の問題です。

 偶数と奇数を足すと答えはどうなるでしょうか。次の選択肢のうち正しいものに〇をつけ、そうなる理由を説明してください。

(a) いつも必ず偶数になる
(b) いつも必ず奇数になる
(c) 奇数になることも偶数になることもある


 選択肢を選ぶのはできるでしょう。それは、(b)の「いつも必ず奇数になる」 です。ほとんどの人がそれはできるはずです。
 でも、理由を説明するのはかなり難しい。

  僕は中学生に数学を教えていたので解くことができました。まったく同じ問題が、証明問題として出てきます。学習塾をしていなければ説明できなかったと思います。

正解は

 偶数と奇数は整数 m, n を用いて、それぞれ 2 m, 2 n +1と表すことができる。
 そしてこの2つの整数の和は 2 m +(2 n +1)=2( m + n) +1となる。 m + n が整数なのでこれは奇数である。


  です。

  普通の大人では出来ませんね。この理由までできて、正解です。選択肢だけを正しく選んでもだめです。

  これが読み取りの問題として出てくるのです。その他のも、これは数学の問題ではないか、と思うのが結構ありました。

例えば次の問題。

 次の文を読みなさい。
 2で割り切れる数を偶数という。そうでない数を奇数という。
 偶数を全て選びなさい。
 ①65 ②8 ③0 ④110


  これはまさに算数の問題です。0 が偶数なのか奇数なのか。 答えはここには書きません。

 次の文の内容を表す図として適当なものを、①から④のうちから全て選びなさい。
 原点Oと点(1, 1) を通る円が x 軸と接している。



 選択肢は図になっています。面倒でもあるし、 数学の問題だというのがわかればいいので、ここではここまで。

 その他、百分率についてわからないとできない問題、集合の問題などもあります。集合の問題をぼくは頭の中にベン図を描いて解きました。

 このように 「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」に載っている 読み取りの問題というのは、数学的な論理的思考ができなければ解けない問題が多いのです。 数学的とはいえなくても、結構ひねってあります。

  だから、今普通にやっている国語の読み取りの授業をしてもこのような力はつかないのではないか。

  きちんと論理的に読み取る力が必要です。算数、数学の力が必要です。算数、数学と国語を組み合わせるのかな。

  読み取り の定義にもよります。ぼくがこれまでもっていた読み取りの概念とは少し違います。

  普通の国語の先生でも解けない問題が 多いのではないか という印象を持ちました。

 小説やエッセイといった文学的作品を読んで楽しむのは、直接生産に繋がりません。それに対して、書いてあることをきちんと読み取って論理的に考える力は生産に繋がっていきます。

 こういう問題はAIにはまったく太刀打ちできないそうです。論理的とはいえ、読み取りなのでしょうね。

 人間はこういう問題にも対応できるはずです。だから人間の方が有利だということです。そこを鍛えればAIにも負けない、ということですね。
  AI と同じ土俵 に立って、AIと戦うためには、そういう能力が必要なのでしょうね。色々考えさせられます。

関連記事
スポンサーサイト

Comment

 秘密にする

Track Back
TB*URL

Copyright © セルフ塾のブログ. all rights reserved.