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天才は教師向きか
 mixi「授業の工夫」のコミュで次のようなトピが立ったので,コメントしました。

天才は教師向きか
 天才は教師としての資質はあるのだろうか?
 教師としての力量はどうやってわかりやすく教えるかである。天才とされる人達は、簡単に習得してしまうためわかりやすくしてもらう必要はない。「なぜわからないの?」としか思えないだろう。
 元落ちこぼれが教師として有能かもしれない。
 ただ、天才には天才としての悩みがあるだろう。天才とされる子たちの指導なら最適かも知れない。


(Yojiのコメント)

 おもしろいトピです。長いので斜めに読んできたので,失礼もあるかと思いますが,


 ぼくの管理している「セルフラーニング」のコミュで似たようなことを意見交換しました。

いい学び手は,いい教え手か>

 ここのトピでは,「いい学び手」が「天才」にあたるとみていいと思います。

 だれかも書いていますが,

 いい学び手(天才)は,教える内容について深く知っているということで,いい教え手である条件の一つをクリアーしています。
 深く知っていないと教えることはできませんから。

 しかし,知っていれば教えきれるかと言えばそうではありません。

 学ぶ者の気持ち,力を知ることも必要です。

島宗 理 (著)インストラクショナルデザイン―教師のためのルールブック
 の中に「鉄則12 学び手は常に正しい」というのがあります。
p64から抜粋します。

「教えようとしていることがうまく教えられないとき、教え手は《個人攻撃の罠》に陥りがちだ。
 個人攻撃の罠とは、教え手が教えようとしていることを学び手が学んでいないときに、それを学び手や教え手の能力や適正、やる気のせいにしてしまって、改善のためのアクションをとらないことだ。
 (中略)
 インストラクションを改善していくための鉄則中の鉄則として、《学び手は常に正しい》というルールを覚えておこう。


 天才(いい学び手)がその鉄則を知り,学び手が分かるような教え方を身につけると,とてもいい教え手になると思います。

 王貞治はもちろん天才バッターでした。しかし,最初はいい監督ではなかった。しかし,彼は変わりました。選手の気持ちの分かる指導者になり,いまでは名監督です。

落合 博満「コーチング―言葉と信念の魔術」を読みました。


 彼も天才バッターでしょう。そして今ではすぐれた監督です。この本を読むと,バッターとしてすぐれているだけではなく,指導するコツも知っていることが分かります。

 結論:天才というだけではいい教え手とは言えないが,天才が学び手の気持ちをつかむことによっていい教え手にもなると思います。
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