FC2ブログ
セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

ヒトは先ず「愛してる!」と叫んだ?


 専門家どうしの対話なので,素人にはよく分からないところが多いです。分からせるための流れにはなりにくいのでしょうね。

 それよりもひとりひとりの本を読んだほうがいいのかもしれないと思いました。

 インタビューの形式をとるのなら,素人が質問して,分からないところはさらに詳しく説明してくれるという方がいいのかも。

 でも,おもしろいところはありました。

●佐倉統「この問題に直面して、茂木健一郎さんはクオリアを持ちだしてくるわけですね。あれ、いいたくなる気持は分りますけど、ゴミ積みたいなところがありますね。分らないものをクオリアつていってるだけで、全然解決にならないんじゃないかな。赤を赤と感じるのも、痛みも全部クオリアなんでしよう。痛みと色覚とでは、やっぱりメカニズムが違いますよね、それを全部クオリアといってしまうのには抵抗があるな、そういいたくなる気持ちは分るけど。やっぱり攻めていくとしたら、科学的にやっていくしかないでしょう。(p49~50)


( ぼくは,意識が脳のどのような働きで出てくるのかとても関心があります。それで,茂木健一郎さんの本を数冊読んだのですが,どうも分からない。まだまだ脳の研究が進んでいないので,しかたのないことでしょうね,と感想を書いた覚えがあります。脳の研究が進んでいないだけではなく,茂木健一郎さんの方向に問題があるのかもしれません。その後読んだラマチャンドランの「脳のなかの幽霊」, R・ダマシオ の「感じる脳 情動と感情の脳科学」の方がよかったように思えます)

●山元大輔「僕はあるメーリングリストで幽霊じゃなかった、魂なんかあるわけない、とちょろっと書いたら大論争に発展したことがあって(笑い)。なんで魂がないといい切れるんだ、そういう抑圧的なことをいっていいのかとか何とか・・・」。(p100)


( どんな論争になったのか,関心があります。いまその問題は無視できません。笑ってすませなくなっています。山元大輔さんら科学者の立場からはっきりとした意見を出してもらって,もっと世の中の人に考えてもらいたい。 )

●山元「ひとつだけ、一般の方に自分自身で判断できるようになってほしいな。いまヤバイといわれる課題がいくつかあるでしょう。たとえば遺伝子組み換え、これはタブーのようになってるけど、組み換えをやらない生物学の研究室って世界中どこを探してもない。日本だって遺伝子組み換えを排除したら何ができるの。ところがー般社会では『組み換えDNA技術』っていうと原子炉みたいに思ってる。やってる側からいうと、確信犯的にいわせてもらえば、これなしではやっていけない。(p107)


( このような問題に関しては,自分の意見をはっきり持っていませんね。ぼくは。もっと山元さんの書かれているように自分自身で判断できるようにしなければ)


●山元「彼らは性行動を脳の問題に還元できるのかっていってますが、佐倉さんはどう思います?」

佐倉「心理学とか社会学の人にそういう人は多いですよ」

山元「じゃどこだよ、心臓かよっていいたくなる(笑い)。少なくとも、情けないことに人間も遺伝子の面ではハエと同じですからね、入れ替えても働くんだから」

佐倉「さっきの『人の話を聞かない男、地図が読めない女』の話にも関係するんですが、生物学者や自然科学者にとってはある程度常識的に受け入れられていることでも、また生物学と無関係の一般の人も当たり前に受け入れるのかもしれないけど、生物学者以外の知識人・・・たとえぱ教育心理学者とか社会学者にとって、いまだに人間はタブララーサで生まれてくるということが前提になっているようなところはありますね。遺伝的というだけで教育学界ではタブーだったり・・・・。(p104



( ぼくは心理学者ではないが,まあ心理学徒です。心理学者が批判されると,ぼくも批判されている気がしてきます。
 ぼくは脳,遺伝にも関心があるので,脳,遺伝の役割は大きいと思っています。
 タブララーサについては,近くまとめて考えを述べたいと思います)



●中島秀人「あるとき、団塊の世代の人にエネルギー保存の法則は殴っても教えるべきだといったら、反民主的だといわれましたが、エネルギー保存の法則は殴っても教えないといけませんよ。今度、二次方程式もイオンも中学で教えなくなっちゃう。団塊の世代はそういう役立たないこと教えて子供が習うわけないでしょうというけど、役立つことなんて子供は教えなくても覚えますよ。アイモードの使い方なんかすぐ覚える。目先では役立たなくても、長い目でみれば役立つという信念で教えるのが教育でしょう」(p201)


{ 昭和22~24年(1947~49)ごろの第一次ベビーブーム時代に生まれた世代を団塊の世代というそうです。ぼくが産まれたのは1952年(昭和27年)。でも沖縄でのベビーブームは数年ずれて,ぼくも団塊の世代に属するかもしれません。まあ,それはいいとして,上の中島さんの主張,よく分かります。「殴ってでも」とは言いませんが,必要なものは「強制してでも」教える必要があると思います。}


関連記事
スポンサーサイト




Comment

 秘密にする

Track Back
TB*URL

Copyright © セルフ塾のブログ. all rights reserved.