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セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

くさったみかんは,捨てるべきか?
 「朱に交われば赤くなる」というのは真理です。だからいい友達と交わりたいし,また子どもたちにはいい友達と交わってもらいたい。

 だから,「あの子と遊んではだめだよ」という親の気持ちも分からないでもないです。

 箱の中に1個のくさったみかんがあると,ほかのみかんもくさってしまいます。だから,くさったみかんを見つけたらすぐに捨てなければいけない。

 同じように,一人の不良少年がいるとほかの生徒も不良になるおそれがあります。だから,その少年は切り捨てるべきだ,塾を辞めさせるという塾の責任者の気持ちも分かります。

 この文を読んでおられる方には塾関係者も多いです。
 塾は商売です。いい環境を作って,いい教育をしなければ,生徒は集まりません。だから,一人の不良少年がいるというのはある意味死活問題です。だから,以下の考えを絶対だと主張するつもりはありません。

 でも,ぼくはやはり

「あの子と遊んではだめ」と言ってはいけないと思うし,
ひとつのみかんを捨てるように,一人の生徒を切り捨てることはできません。

 ぼくは,中学生のころ,成績はよかったのですが,まじめな生徒ではありませんでした。反抗期だったのですね。教科書通り。

 不良連中とも仲良くしていました。ぼくは彼らが好きでした。優等生らよりも彼らとのつきあいを好みました。彼らはほんとうにいい人です。ちょっとした歯車が狂ってしまって,不良っぽい行動をとりますが,根は悪くない。

( いま振り返ってみていますが,彼らはぼくと親しくおしゃべりをし,仲良くしてくれました。しかし,たばこなど,悪いことをを勧めたりすることはありませんでした。本当の仲間とは見ていなかったでしょうか。)

 まあそれはいいとして,ぼくはそういう中学時代を過ごしたので,塾にそういう子がいても,切り捨てる気にはなりません。
 塾に来たからには,勉強をしようという気は少しはあるはずです。親に言われたにしても。だから,それを極力伸ばすようにしたいと思うのです。

 きれいごとで,なかなかうまくいかないことが多いです。ぼくも塾を20年もやってきて,よく分かります。でもこれまでなんとかやってきました。これからもなんとかやっていきたいと思っています。

 ただ,こういうこともあります。

 もうだいぶ前のことです。10年余るかな。

 一人の女の子(Aさん:小5?)のお母さんから,塾にいじめっ子(Bくん:小5?)がいていじめられているというのです。ぼくは,Bくんをよんでいじめないように話しました。そしてAさんには何かあったらぼくのところに来るように伝えました。

(これはぼくの勝手な解釈ですが,BくんはAさんが好きだったのではないかと思います。フロイトによると反動形成という防衛機制があり,好きなことを隠すために逆にいじめるというのです。この年頃によくあります。だからぼくは軽く考えていました。)

 しばらく何もなかったのですが,その女の子が塾を辞めました。ぼくはそれがいじめによるものとは思っていませんでした。しかし,だいぶしてから,それがいじめによるといううわさを聞きました。

 そういう場合,その男の子を辞めさせるべきだったという意見に強く反対することは,ぼくにはできません。そうすべきだったかもしれないという気持ちもあります。実際には,あれで解決したと思っていたので,辞めさせることはなかったでしょうが,振り返ってみるとということです。

 反動形成によると軽く考えていたせいでもあります。反動形成であろうといじめられる方の女の子はやはりとてもいやだそうですね。
 同期生が集まったときに,ある女性が「あなた小学生のころ,私をいじめたでしょう。それがとてもいやだった」と言っていました。そのいじめた男性ははっきりとは言わなかったのですが,好きだったようです。反動形成だったのです。
 
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