FC2ブログ
セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

楽らく表の前書き

 きのうは、今秋発刊される予定の、Yoji著「ひとりで学べる 楽らく表」について書きました。
 それの前書きをここに紹介します。

(前書き)
 中学3年生の明日奈さんの表情がとても明るくなっていました。にこにこしています。

 僕は心当たりがあったので言いました。
「因数分解の公式を覚えないで、表でやると決めたから、晴れ晴れとしているんでしょ」

 彼女が答えました。
「そう。こっちの方が簡単だもの。学校でも表でやったら解けたよ」

 その前の日です。僕は彼女に言いました。「もし難しければ、公式は覚えなくてもいいよ。表でやれば何でもできるんだから」

 公式を覚えて因数分解をするか、表だけでやるか、2つの道があります。どちらの方法も教えてあります。

 どの方法でするかといえば、簡単に言えば、数学が得意な生徒は公式を覚える、苦手な生徒は表でやる、ということです。

 生徒たちもそれは心得ています。だから、できれば公式を覚えてやりたいと思っているのです。

 明日奈さんはとてもまじめな生徒です。こつこつよく勉強します。だから成績は良い方です。ただ、数学は少し苦手なようです。まじめにこつこつとやっているので、それなりにできるのですが、ちょっと勘が働かないところがあります。成績はいいのですから、これまでは公式を覚えて因数分解を解くということでやってきました。

 しかし、どの公式を使うのか、そしてその公式をどのように使えばいいのか、それがとても難しいようなのです。
 だから、因数分解は難しいと嘆いていました。暗い表情をしていました。

 それで僕は彼女に「公式は覚えないで表だけでやってもいいんだよ」と提案したのです。どの方法でやるかは彼女次第です。自分で選ぶように言いました。

 彼女は「もう少し公式を覚えてやってみる」と言って、戻って行きました。

 表でやるということにしたら、自分は数学が苦手なんだと認めてしまうことになるのでしょう。それは認めたくないのです。

 しかし、公式でやってみてもなかなか進みません。そして表でやってみたらすらすら解けたのです。
そして、「もう表でやることに決めたからね」と僕に報告に来ました。
「それでいいんだよ。表で全部できるんだから。そして慣れてきたら、徐々にでもいいから公式を覚えればいいんだよ」とつけ加えました。

 「ん~ん、私はずっと表でやるよ」と答えていました。どの公式を使えばいいのかいろいろ悩むよりも、表の方がずっとずっと彼女にとっては楽だったのです。

 表だけでやる方がいいとは思っていましたが、僕の想像以上に、どの公式を使えばいいのかを考えるのは、彼ら彼女らにとっては大変なことなのだ、と改めて感じました。

 ということで、因数分解ができないと悩んで暗くなっている中学生の表情が明るくなるために、表を使った式の展開(かけ算)、因数分解の方法、2次方程式の解の公式の導き方をまとめてみました。

 それから、確率も表を利用できます。
 確率は、通常は樹形図を用いて解きます。しかし、表を用いた方が楽だと知りました。それで、表を使った確率の解き方も添えました。

 これまで、単に「表」といってきましたが、ここにまとめるために「楽らく表」という名前にしました。

 展開、因数分解、確率が、楽らくとできる表、という意味で「楽らく表」です。

 この本は、中学数学の範囲で、楽らく表を使ったら楽になる分野に焦点をあてた本です。

 図形の範囲はもちろん、正の数・負の数、文字式、一次方程式、連立方程式、関数などについてはふれていません。

 また、二次方程式も、解の公式を導くまでで、その練習や文章問題はありません。ご了承ください。

 この本によって、明日奈さんのように、苦しんでいる生徒たちが少しでも楽になり、明るい表情を取り戻してくれたら、うれしいです。


関連記事
スポンサーサイト




Comment

 秘密にする

Track Back
TB*URL

Copyright © セルフ塾のブログ. all rights reserved.