町の音読みは「チョウ」ですね。
町を分解すると 田と丁になります。
丁の音読みも「チョウ」です。
町も丁も音読みは「チョウ」。 これは偶然ではありません。
丁が含まれるので町の音読みは「チョウ」なのです。
ここからは多分こうだっただろうという話です。
「T 字型の田んぼのあぜ道」を昔の中国の人は「チョウ」と言いました。
それの漢字を作ろうと考えました。
田んぼのあぜ道なので 田を 入れよう。
それと何を組み合わせるか。
田んぼのあぜ道は「チョウ」。それと同じ音の漢字はないか探すと丁というのが見つかりました。 これは釘の意味です。
T 字型 なので意味的にもいいぞと思い、これを採用。
田と丁で町という漢字を作りました。
それが意味が少し変わって
(T字型の 田のあぜ道)→(町中の道)→(まち)になったのです。
このように できた漢字を 会意形声文字と言います。 ほとんどの漢字は会意形声文字です。
だから漢字の一部が 音を表すのが多いのですね。
丁が含まれる漢字には頂、 庁など があります。 音読みは「チョウ」ですね。
また音は少し変わりますか 打、 灯 もそういうふうにできたのです。「チョウ」が少し変わって「トウ」になったということ。
これがわかれば漢字を覚えるのも少しは楽になりま。
ただ今の学校では
「丁が含まれるから町の音読みはチョウ」
とは、教えられません。
なぜなら町は小学1年で 丁は小学3年で教えることになっているからです。
僕は学年の壁を 取り除いて 部品を先に教える方法で学習書を作っています。
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