清水義範が好きで,文庫本はすべて読もうとがんばっています。それで,迷うことなくこの本も買いました。
銅像を見る旅をしながらその土地のことを考えるというもの。
作家っていいですよね。このような楽しい旅をしながら,それが本になって収入になる。ぼくらの旅はひたすら消費でお金がなくなるだけ。
それだけ才能があるからです。でも,うらやましい。
さて,このような本を読んでいるとその地を旅したくなります。
また,行ったことのある場所だとおもしろさも増します。
仙台は行ったばかりのところでもあるので,おもしろかった。
清水氏もそうだそうだが,ぼくも司馬遼太郎の「龍馬が行く」を読んでからの龍馬ファンです。だから,龍馬の銅像を追う節もおもしろかった。龍馬が脱藩するときに通った道にある銅像も見たいものだが,パック旅行では行かないでしょうね。
学生時代は金沢にいたので「前田利家と金沢」もよかった。前田利家の像はぼくも知らないなあ。学生時代はあまり関心がなかった。
ヘボン式ローマ字のヘボンが実はヘップバーンを日本人がヘボンと読んだというのは初めて知った。
上野の銅像除幕式で西郷隆盛の未亡人が「あの人はこんな人ではなかった」と言ったのは,有名なことらしいですね。ぼくは知らなかった。
また,それが,似ていないという意味ではなく,
「あの人は行儀のいい人だったから,人前に立つのにこんな着流しの姿で出てくるような人ではない」と言いたかったのだそうです。
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