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沖縄の告別式新聞広告
 沖縄では,ふつうのことなのですが。

 次の写真は,きょうの琉球新報の告別式の面です。いっぱいに並んでいるのは,告別式の案内。2番目のものは,知人の父親のものです。
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 ぼくは,本土のことはよく知らないのですが,沖縄では特に有名な人でなくてもこのように新聞に告別式の案内を載せるのです。ぼくの感じでは載せない人の方が圧倒的に少ないです。

 沖縄には,沖縄タイムスと琉球新報がありますが,両方ともに載せることが多いです。

 だから,参列者はとても多いです。

 妻の友人のR子さんは,ナイチャー(本土出身の人,内地人)です。R子さんが言っていたそうです。

「私,沖縄の告別式大好きよ。1000円でいいんだもの」

 沖縄の香典は1000円でいいのです。ちょっと親しくなると2000円。身内になると・・・・。それはそれぞれです。

 本土では,1万円以上になるのが多いとか。地域差もあるでしょうが。

 だから,ちょっとした知り合いの告別式には参列します。読谷は地域の結びつきが強いのでまた特別です。ぼくの住んでいる座喜味の一班の人の告別式には妻は参列します。

 舅が生前,言いました。
「ぼくが死んでも,新聞に載せるな」

 ぼくは説得しました。
「お願いですから,載せてください。そうしないと,ぼくらが大変です。」

 沖縄では,告別式に参列するのを気軽に行います。だから,大勢の人がやってきます。しかし,それに気づかなかった人,または都合が悪く参列しなかった人は,その後自宅を訪れるのです。

 舅は,学校の教師をしていたり,郷土歴史の研究をしたりで,ちょっとは知られた人です。現役を引退しているとはいえ,それなりの参列者が予想されます。告別式の広告を載せなかったら,その人たちが後々ずっと家に来ることが予想されるのです。毎日のように客の接待に追われてしまいます。

「君らが困るのだろう。それくらいはがまんしてくれ。」

 控えめだった舅の気持ちもよく分かります。

 ぼくはそれで次のように説得しました。

 ぼくらだけではなく,ほかの人も困るのです。
 告別式に参列するのは,とても気が楽です。だまって列に並び,祭壇の前で焼香をして,そこに座っている遺族に黙礼をし,帰るだけです。それだけですむのです。

 しかし,告別式に参加できなければ家に行くしかありません。とても気が重いのです。家族の人ともあいさつをして,仏壇に手を合わせ,それですぐに帰ることができるわけではありません。出されたお茶を飲み,食べ物も出されます。家族の人と少しはおしゃべりもしなければならないのです。

 お父さんの知り合いだから来るので,ぼくを知っているわけではありません。知らない人と話をしないといけないというのはぼくらだけではなく,その人もかわいそうです。

 沖縄では,新聞に告別式の広告を出さないというのは,不親切な行為なのです。

 何度かそのような話をしました。しぶしぶだったかもしれませんが,後では納得してくれました。
 舅の告別式には大勢の方が参列してくださいました。新聞に載せて本当によかったと思いました。 
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