FC2ブログ
セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

受験生のお母さん
 きのうは,高校入試合格発表があり,何人かのお母さんと会いました。

 みなさん口をそろえたように言います。
「私の方が心配で,はらはらしているのですが,子どもは平気そうで,のんびり」
「夜も眠られなかったです。夢にまで出てきました」

 そうなんです。親の方が心配して,子どもは平気そう。
 そして,実際にそうなのだそうです。

 子どももまったく平気なわけではないでしょう。しかし,親のようには心配していません。

 野球でも胃潰瘍になる確率は選手より,監督の方です。実際にプレイしている選手もそれなりには緊張しているのでしょうが,プレイに集中するだけ,心配はないのです。

 こんな実験があります。どの本にあったのか忘れてしまって,ちゃんと引用することはできないので,正確ではありません。少々割り引いて読んでください。記憶もしっかりしていないので,ぼくなりに変更しています。

 2匹のサルがいます。
 1時間ごとに2匹に電気ショックを与えます。ただし,その時間の5分前にサルAがレバーを押すと電気ショックは起こりません。
 サルBは,サルAがちゃんとレバーを押せば,電気ショックをまぬがれます。しかし,サルAがそれに失敗すると,サルBもショックを受けるのです。

 つまり,サルBが電気ショックを受けるかどうかは,サルAの行動にかかっているのです。サルAがちゃんとすればサルBも電気ショックを受けないが,それができなければサルBはサルAと同じ電気ショックを受けるのです。

 どうですか。イメージできましたか。
 サルAが,電気ショックを受けるかどうかは,自分の責任です。自分が失敗すれば痛い思いをする。

 しかし,サルBは,サルA次第です。自分はどうすることもできない。サルBが失敗すれば自分も痛い思いをするのです。

 電気ショックを受けるのはまったく同じです。ちがうのは,自分の責任か,それとも相手次第かです。

 サルBは,サルAの行動を見ることができます。ここはちゃんとした心理学ではないので,擬人的にいきましょう。

 電気ショックの与えられる時間が迫って来ると,サルBはいらいらが始まります。サルAがのんびりとしている。
 サルAは,あせります。「おい,早くレバーを押せ。何をのんびりしているんだ。押さなければ電気ショックが来るぞ」

 サルAはゆっくりサルBを見ますが,平気な顔。「わかった。わかった。ちゃんとやるから」
 そして,レバーを押すこともありますが,たまには,のんびりしすぎて電気ショックが2匹をおそいます。
 サルBは怒ります。「だから,ちゃんと押せって注意したじゃないか」
 サルA「ごめん,ごめん。次はちゃんとするから」

 そのうちにサルBの胃は潰瘍でぼろぼろになってしまいました。


 どうですか。受験生とお母さんの関係にそっくりでしょう。

 受験に失敗して泣くのは本人です。しかし,お母さんは自分の子どもの痛みは自分の痛みとして感じるのですね。
 そして,受験勉強をするのは,受験生本人。お母さんは代わってあげることはできません。のんびりのんびりするのを見ているだけ。サルBのように胃潰瘍になっても不思議ではないのですね。
関連記事
スポンサーサイト




Comment

 秘密にする

Track Back
TB*URL

Copyright © セルフ塾のブログ. all rights reserved.