今回の旅行は基本的に自由行動。飛行機,ホテル,都市間の列車の予約は旅行会社にやってもらいました。後は自分の責任。
これまでの旅行は,添乗員付き。少なくとも現地ガイドはいました。だから,手配をしてもらって,後はそれに付いていくだけ。
しかし,今回は違います。
関門が6つありました。
1,ザルツブルク空港からホテルまで
2,ザルツブルクのホテルから駅に行き,列車に乗る。
3,ウィーンの西駅からホテルまで
4,ウィーンのホテルからウィーンの南駅へ
5,プラハの駅からホテル
6,ホテルからプラハの空港へ
第一関門
関西空港からフランクフルトを経由して,ザルツブルクの空港へ。ここまではまったく問題がありません。自信も満々。
しかし,空港からホテルまでは自分で行かなければなりません。
旅行会社からのメールでは,
一人で片道6000円もかかるのです。少々迷いましたが,予約しませんでした。
だから,ザルツブルク空港からホテルまでは,自分で行かなければならないのです。
ガイドブックを読んで,列車に乗って,中央駅に行き,そこでバスに乗り換えてホテルの近くまで行き,そこから少し歩く,ということにしました。
ところが,空港に着いてみると中央駅までの列車は見あたりません。どうもぼくの読み違いのようです。それでも,中央駅までのバスはあったので,それに乗り込みました。バスに表示も「中央駅」とありました。
中央駅は終点だったので,無事に到着。
ぼくは人見知りが激しいので,知らない道もなかなか人に尋ねることはできません。妻もそうで,こういう場合はぼくにまかせっきり。
中央駅に着くとバス乗り場になっています。ここは人見知りなんていっていられません。
係りのような人がいるので,ホテルの名前を見せて,
I want to go to this hotel. と言うと,乗り場を教えてもらいました。ザルツブルクでも英語で大丈夫です。
そして,バスに乗るときも,ホテルの名前を運転手に見せました。運転手は,降りるべきバス停(ミラベルプラッツ)を教えてくれました。そして,近くに座っているお年寄りの婦人二人に,
「ぼくはミラベルプラッツでおりたい」と話しました。
そのお年寄りは二人ともとても親切でした。そして,英語がよくできました。
「どこのホテルなの?」
「このホテルです」(ぼくは名前を見せました)
「このホテルなら,ミラベルプラッツでいいね。そこで降りて4番のバスに乗って2つ目よ。」
「ありがとうございます。」
しばらくすると,その老婦人がぼくの腕を軽くたたきました。ふりかえると,
「I'll tell you. 私が(降りるところを)教えてあげるよ。」
そして,ある停留所が近くなると,
「ここで降りるのよ。そして,交差点を渡って向こう側のバス停で4番のバスに乗って2番目のバス停で降りればいいのよ」
「ありがとうございます。4番ですね」
バスが止まらない停留所もあったので,1つ乗り越してしまいましたが,それでも無事ホテルに到着。老婦人に感謝です。このような旅では人の親切が身にしみます。
その老婦人の写真を撮らなかったのは,つくづく後悔しています。頭をかすめたのですが,カメラを向ける勇気がなかった。
空港からホテルまでのバス代は2人で1560円。旅行社の専用車だと2人で1200円なので,なんとおよそ10分の1。それに,大変ではありましたが,老婦人など地元の人との交流もあり,貴重な経験もできました。
一つ一つ関門をクリアしていきました。
「今度もなんとかクリアしたね」と毎回ほっとしました。
最後の関門がホテルからプラハの空港へ。こらが最大の関門です。それをクリアしなければ日本に帰れません。
前日にガイドブックを読んで,予習します。妻にも見せてぼくの考える通りでOK。今回は楽勝だね,と思いました。
ホテルのフロントでホルシェビチャ駅までの行き方を習い,出かけました。少々迷うところもありましたが,無事駅に到着。しかし,それらしいバス停が見つかりません。近くにインフォメーションがあったので,尋ねました。すると,「プラハ中央駅に行け」とのこと。
「ええ,ガイドブックと違うじゃないか」と思いながらも中央駅に向かいました。
中央駅に着いて表示をさがすと,飛行機マークのついたバスの絵が見つかりました。ここでも少々は迷いましたが,何とかバスに乗り,空港までたどり着きました。
後でガイドブックを何度読み返しても,プラハ中央駅ではなく,ホルシェビチャ駅で,空港バスに乗ると書いてあります。これはガイドブックの記載ミスだと思います。妻に見せてもそうだとのこと。
ぼくの教材もミスが多いので,ひとを責めることはできませんが,ガイドブックの記載ミスはかなり大きいです。時間的にかなり余裕をもってホテルを出かけたので無事だったのですが,間違えばまだ日本にいなかったかもしれません。
このことはガイドブックに知らせなければいけないな,と思っています。
旅行社の専用車だと,プラハのホテルから空港までは,2人で1万円。しかし,今回は,1人,地下鉄18コルナ×2回,バス代の50コルナ。計86コルナ。2人で172コルナ。5~600円。10分の1以下です。
まあ,このようにいろいろありましたが,自由な旅を楽しむことができました。「自由と責任」とよく言いますが,今回はそれを実感しました。
ここまで書き終わって,タイトルをどうしようか考えていると,
これって,一斉授業とセルフラーニングの関係にそっくりだなあと感じました。
一斉授業も添乗員付きグループツアーも,教師,添乗員についていけば安心です。楽々と効率よく観光地をまわることができます。
セルフラーニング,自由行動旅は,自分で考え,判断し動かなければいけません。だから失敗も多いです。しかし,後で振り返ると記憶に残るのはこちらの方です。改めてセルフラーニングのよさを知ったように感じます。
これまでの旅行は,添乗員付き。少なくとも現地ガイドはいました。だから,手配をしてもらって,後はそれに付いていくだけ。
しかし,今回は違います。
関門が6つありました。
1,ザルツブルク空港からホテルまで
2,ザルツブルクのホテルから駅に行き,列車に乗る。
3,ウィーンの西駅からホテルまで
4,ウィーンのホテルからウィーンの南駅へ
5,プラハの駅からホテル
6,ホテルからプラハの空港へ
第一関門
関西空港からフランクフルトを経由して,ザルツブルクの空港へ。ここまではまったく問題がありません。自信も満々。
しかし,空港からホテルまでは自分で行かなければなりません。
旅行会社からのメールでは,
※空港~ホテル間の送迎は別途料金にて承ります。ご希望の際は、ご出発2週間前頃までにお申し付け下さい。
ザルツブルグ空港→ホテル…お1人様@6,000円
プラハホテル→空港…お1人様@5,000円
一人で片道6000円もかかるのです。少々迷いましたが,予約しませんでした。
だから,ザルツブルク空港からホテルまでは,自分で行かなければならないのです。
ガイドブックを読んで,列車に乗って,中央駅に行き,そこでバスに乗り換えてホテルの近くまで行き,そこから少し歩く,ということにしました。
ところが,空港に着いてみると中央駅までの列車は見あたりません。どうもぼくの読み違いのようです。それでも,中央駅までのバスはあったので,それに乗り込みました。バスに表示も「中央駅」とありました。
中央駅は終点だったので,無事に到着。
ぼくは人見知りが激しいので,知らない道もなかなか人に尋ねることはできません。妻もそうで,こういう場合はぼくにまかせっきり。
中央駅に着くとバス乗り場になっています。ここは人見知りなんていっていられません。
係りのような人がいるので,ホテルの名前を見せて,
I want to go to this hotel. と言うと,乗り場を教えてもらいました。ザルツブルクでも英語で大丈夫です。
そして,バスに乗るときも,ホテルの名前を運転手に見せました。運転手は,降りるべきバス停(ミラベルプラッツ)を教えてくれました。そして,近くに座っているお年寄りの婦人二人に,
「ぼくはミラベルプラッツでおりたい」と話しました。
そのお年寄りは二人ともとても親切でした。そして,英語がよくできました。
「どこのホテルなの?」
「このホテルです」(ぼくは名前を見せました)
「このホテルなら,ミラベルプラッツでいいね。そこで降りて4番のバスに乗って2つ目よ。」
「ありがとうございます。」
しばらくすると,その老婦人がぼくの腕を軽くたたきました。ふりかえると,
「I'll tell you. 私が(降りるところを)教えてあげるよ。」
そして,ある停留所が近くなると,
「ここで降りるのよ。そして,交差点を渡って向こう側のバス停で4番のバスに乗って2番目のバス停で降りればいいのよ」
「ありがとうございます。4番ですね」
バスが止まらない停留所もあったので,1つ乗り越してしまいましたが,それでも無事ホテルに到着。老婦人に感謝です。このような旅では人の親切が身にしみます。
その老婦人の写真を撮らなかったのは,つくづく後悔しています。頭をかすめたのですが,カメラを向ける勇気がなかった。
空港からホテルまでのバス代は2人で1560円。旅行社の専用車だと2人で1200円なので,なんとおよそ10分の1。それに,大変ではありましたが,老婦人など地元の人との交流もあり,貴重な経験もできました。
一つ一つ関門をクリアしていきました。
「今度もなんとかクリアしたね」と毎回ほっとしました。
最後の関門がホテルからプラハの空港へ。こらが最大の関門です。それをクリアしなければ日本に帰れません。
前日にガイドブックを読んで,予習します。妻にも見せてぼくの考える通りでOK。今回は楽勝だね,と思いました。
ホテルのフロントでホルシェビチャ駅までの行き方を習い,出かけました。少々迷うところもありましたが,無事駅に到着。しかし,それらしいバス停が見つかりません。近くにインフォメーションがあったので,尋ねました。すると,「プラハ中央駅に行け」とのこと。
「ええ,ガイドブックと違うじゃないか」と思いながらも中央駅に向かいました。
中央駅に着いて表示をさがすと,飛行機マークのついたバスの絵が見つかりました。ここでも少々は迷いましたが,何とかバスに乗り,空港までたどり着きました。
後でガイドブックを何度読み返しても,プラハ中央駅ではなく,ホルシェビチャ駅で,空港バスに乗ると書いてあります。これはガイドブックの記載ミスだと思います。妻に見せてもそうだとのこと。
ぼくの教材もミスが多いので,ひとを責めることはできませんが,ガイドブックの記載ミスはかなり大きいです。時間的にかなり余裕をもってホテルを出かけたので無事だったのですが,間違えばまだ日本にいなかったかもしれません。
このことはガイドブックに知らせなければいけないな,と思っています。
旅行社の専用車だと,プラハのホテルから空港までは,2人で1万円。しかし,今回は,1人,地下鉄18コルナ×2回,バス代の50コルナ。計86コルナ。2人で172コルナ。5~600円。10分の1以下です。
まあ,このようにいろいろありましたが,自由な旅を楽しむことができました。「自由と責任」とよく言いますが,今回はそれを実感しました。
ここまで書き終わって,タイトルをどうしようか考えていると,
これって,一斉授業とセルフラーニングの関係にそっくりだなあと感じました。
一斉授業も添乗員付きグループツアーも,教師,添乗員についていけば安心です。楽々と効率よく観光地をまわることができます。
セルフラーニング,自由行動旅は,自分で考え,判断し動かなければいけません。だから失敗も多いです。しかし,後で振り返ると記憶に残るのはこちらの方です。改めてセルフラーニングのよさを知ったように感じます。
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