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セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

セルフラーニングは甘い罠か?

 ぼくが管理人をしているmixi「セルフラーニング」コミュに立ち上げたトピックです。


http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=42370971&comm_id=1037793


 クリスさんの紹介があったので,糸山泰造著「絶対学力―『9歳の壁』をどう突破していくか?」を読みました。

 おもしろかったです。

 この中にこのコミュで話し合ったらいいな,と思うことがいくつかあったので,取り上げてみたいと思います。

 まずは,このコミュの根幹にかかわることです。

 p37~p38 にかけて抜粋します。

 「自学自習」・・・・・自学自習の甘い罠

自学自習とは誰もが目指す究極の学習方法です。究極の学習方法ですから簡単にできるわけがありません。少なくとも小・中学生にできる方法ではありません。多くの場合は、親が子供に手間をかけたくないので、自分で勉強しなさいと言っているだけにすぎません。本来の自学自習とは専門的な研究活動ができる施設・頭脳・方法を持った人だけができる方法なのです。

にもかかわらず、「詳しい解答解説があればー人でも勉強できる。一人で勉強することが自 学自習だ」と思っている保護者が大勢います。しかし、これは大間違いなのです。参考書を読んで分かる子は、学習内容が既に分かっている子、あるいは、読解力・思考力が優れている子です。参考書の多くは、分からないと言っている子供と同じしベルの言葉では書かれていないのです。そんな参考書をいくら読んでも子供が分からないのは当たり前です。解説が詳しいので自学自習ができるというテキストの謳い文句に乗せられてはいけません。

子供の言葉のしベルは一人一人違います。ということは、子供が読んで分かるテキストは一人一人違っていなければならないはずです。ところが現実にはそんなテキストはありません。また、効果的な学習方法も知らない子供に自学自習は無理であり危険です。好きな科目だけやって終わりにしたり、分かっていないのに答え合わせだけをする子供になってしまいます。

自学自習は小1~中3の9年間を通して初めて獲得できる勉強方法なのです。つまり、9年間かけて効果的な学習方法を学び、読解力・理解力・思考力を付けて、初めてできるのが自学自習なのです。



 ぼくは,このコミュを2つの意味で立ち上げました。
 1つは,参加者自身がセルフラーニングをするためのもの,
 2つめは,参加者が親,教師,塾の講師,家庭教師などの立場,つまり指導者として子どもたちにセルフラーニングをさせるためです。

 糸山氏の書いてあることがそのまま真実なら,2つ目の意味はなくなってしまいます。だからこのコミュの根幹にかかわることなのです。

 検討してみましょう。

 ぼくは,糸山氏の書かれていることはほとんど真実だと思っています。

 小学,中学の子どもにセルフラーニングをする力はありません。だから,自分で勉強しなさい,ということで,セルフラーニングをする子は,まったくいないとは言いませんが,ほとんどいません。

 「参考書の多くは、分からないと言っている子供と同じしベルの言葉では書かれていない」

 ということも真実です。でも,「多くは」であって,皆無ではありません。

 これから書こうとすることは自画自賛だと思われそうですが,誤解をおそれず書きます。
 
 ぼくは,学習書を作ってきました。これまであちこちで書きましたが,作るときには,子どもの立場に立って作ってきました。子どもたちがよくつまずくところを何度も練り直しました。だから,「分からないと言っている子供と同じしベルの言葉」で作ったのです。

「テキストは一人一人違っていなければならないはずです」

 というのも真理です。

 しかし,子どものほとんどが理解できるテキストを作ることは可能です。80~90%の生徒が自学自習できるテキストを作る。あとの10~20%は人間が補助してあげるのです。

 「自学自習は小1~中3の9年間を通して初めて獲得できる勉強方法なのです。」

 これも正しいです。
 前に自転車に乗る練習に喩えて書いたことがありますが,最初は支えてあげながらセルフラーニングをさせ,自分で走り出したら手をはなすのです。そのようにしながらセルフラーニングでの学習は子どもたちにも可能です。





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| | 2009/05/07/Thu 17:27[EDIT]
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