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セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

見ぬ世の人を友とするぞ
 「魚を与えれば一日の飢えをしのげるが、魚の釣りかたを教えれば一生の食を満たせる」ということわざがあります。その通りですね。

 学習においては,知識を一つ与えたら,一つだけ賢くなる,しかし,知識を得る方法を教えたら,一生学ぶことができる,というところでしょう。

 だから「学び方を学ぶ」というのが大切です。

 その「学び方」で一番大切なのは「読書」です。ぼくもインターネットでいろいろ検索します。キーをたたいたら,欲しい情報が入ってきます。インターネットによる学び方も知っていたほうがいいですね。

 しかし,まとまった知識をしっかり深く学ぶには,やはり読書です。インターネットが読書に替わるということは今後もないと思います。

 だから,しっかり読書をして欲しいです。そして,読書をする力,読書をする習慣をつけて欲しい。
 なぜ,読書か。

 吉田兼好の随筆「徒然草」第十三段を引用します。

ひとり燈火(ともしび)のもとに文(ふみ)をひろげて見ぬ世の人を友とするぞ、こよなう慰むわざなる。
文は、文選(もんぜん)のあはれなる巻々、白氏文集(はくしもんじふ)、老子のことば、南華(なんくわ)の篇(へん)。この国の博士(はかせ)どもの書ける物もいにしへのはあはれなること多かり。


 橋本 治 (著)「絵本 徒然草〈上〉」の訳です。

ひとりで灯りの下に本を広げて「見ぬ世の人」を友にするってさ、とんでもなく慰められることだよな。
本は、『文選』のジーンと来る各巻、『白氏文集』『老子』『荘子』、この国の学者達の書いたのでも、昔のはジーンとくるのが多いよな。


 「見ぬ世の人を友にする」,まだ会ったことのない人,いやもうすでに亡くなった人,遠い外国の人,そういう人を友にして語らうことが,読書ではできるんです。

 カフカは,遠いチェコの人です。そして,だいぶ前に亡くなっています。しかしぼくらは彼の小説を読むことができます。彼がぼくを友と思うことはありませんが,ぼくが彼を友と感じながら読むことはできます。

 本はそれを書いた人が自分の思いを凝縮してそれにこめているのです。読書をすることによって,それを直接ぼくらはその著者から聞くことができるのです。それこそぜいたくなことです。
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