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セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

一歩一歩進む、カナカナの練習(2)
【リ】 (ひらがな:り[ri])
(成り立ち)利の右側部分
覚え方;短いたてぼうと、まっすぐ立ったノで、リになる。

【ハ】 (ひらがな:は[ha])
(成り立ち)八(はち、漢字の数字8)
覚え方(ノと長めの点で、ハになる)

【エ】 (ひらがな:え[e])
(成り立ち)江(え)の右側部分
覚え方(一、たてぼう、一で、エになる)

【キ】 (ひらがな:き[ki])

(成り立ち)幾(キ)→幾 →キ
覚え方;斜めのニに、斜めのたてぼうで、キになる。

【ミ】 (ひらがな:み[mi])
(成り立ち)三(さん、みっ(つ)、漢字の数字3)
覚え方:長めの点が3つでミ

【ケ】 (ひらがな:け[ke])
(成り立ち)介(かい、け)から。介→介→ケ
覚え方;ノ、一、ノで、ケになる。

【サ】 (ひらがな:さ[sa])
(成り立ち)散の左上部分
覚え方;一、たてぼう、ノで、サになる

【チ】 (ひらがな:ち[chi])
(成り立ち)千(セン、ち)
覚え方;ノ、一、ノでチになる。

【テ】 (ひらがな:て[te])
(成り立ち)天から
覚え方;ニとノで、テになる

【メ】 (ひらがな:め[me])
(成り立ち)女(おんな、め)の下の部分
覚え方;ノに点を加えると、メになる

一歩一歩進む、カナカナの練習(3)
【略(コの一画目)】 (おれ一[oreichi)
文字としては使われず、カタカナや漢字の部品として使われます。
一を書き、おれてたてぼうを書きます。
「おれ」は、方向を変える部分で一度止めて書く書き方です。

【コ】 (ひらがな:こ[ko])
(成り立ち)己(コ、おのれ)の上の部分
覚え方;おれ一を一でとじると、コになる。

【ロ】 (ひらがな:ろ[ro])
(成り立ち)呂の上の部分
覚え方;l(たてぼう)に、コを加えれば、ロになる。

【ヨ】 (ひらがな:よ[yo])
(成り立ち)与(ヨ、あた(える)から
覚え方;コの中に一をいれれば、ヨになる。
 ただし、コの底の一は最後に。
 コのような周りを囲む字は、先に書きますが、そこの一は一番後になります。

【ユ】 (ひらがな:ゆ[yu])
(成り立ち)由(ユウ)の右側部分
覚え方;コの一を長くのばせばユになる。

【亅】 (はねぼう)(部首)
文字としては使われず、カタカナや漢字の部品として使われます。

【オ】 (ひらがな:お[o])
(成り立ち)於(お)の左側部分
覚え方;一に、亅(はねぼう)、ノを加えて、オになる。

【ホ】 (ひらがな:ほ[ho])
(成り立ち)保の右下部分、保→保→ホ
覚え方;一に、はねぼう、左右に点を打つと、ホになる。

一歩一歩進む、カナカナの練習(4)
【フ】 (ひらがな:ふ[fu])
(成り立ち)不(ふ)の左上部分。不→不→フ
覚え方;おれ一から、つづけてノを書けば、フになる


【ラ】 (ひらがな:ら[ra])
(成り立ち)良(リョウ、よい)の右上部分
覚え方;一とフで、ラになる。

【ワ】 (ひらがな:わ[wa])
(成り立ち)和(わ)の右上部分
覚え方;短いたてぼうに、フをつければ、ワになる。

【ウ】 (ひらがな:う[u])
(成り立ち)宇の上の部分
覚え方;短いたてぼうとワで、ウになる。

【ス】 (ひらがな:す[su])
(成り立ち)須の右下側部分から、
覚え方;フに長めの点をつければ、スになる。

【ヌ】 (ひらがな:ぬ[nu])
(成り立ち)奴(ド、ヌ)の右側部分
覚え方;フに長めの点を交わらせると、ヌになる。

スとヌは、きちんと区別して書くこと。

【ヲ】 (ひらがな:を[wo])
(成り立ち)乎(コ、オ(ヲ)の、1,2,3画目→乎→ →  →ヲ
覚え方;フに、一を加えると、ヲになる。

【ク】 (ひらがな:く[ku])
(成り立ち)久の左側部分
覚え方;ノとフで、クになる。(フの一は短く)

 ケとクは似ています。きちんと区別すること。

【タ】 (ひらがな:た[ta])
(成り立ち)多(た)の上の部分
覚え方;クに点入れれば、タになる。

【マ】 (ひらがな:ま[ma])
(成り立ち)万→万→マ
覚え方;はね一に点をつけると、マになる。

【ア】 (ひらがな:あ[a])
(成り立ち)阿の左側部分
覚え方;はね一ににノをつけると、アになる。

【ネ】 (ひらがな:ね[ne])
(成り立ち)祢(ネ、デイ、ナイ)の左側部分

覚え方;点、フ、たてぼう、点で、ネになる。

ノなしの生、点、ノなしの衣
 「成り立ちにそって学べば漢字は楽しい(仮題)」を作っています。

 【十】 一にたてぼうを交わらせれば、十になる。
 【木】 十に、ノと右払いをつければ、木になる。
 【果】 日と木で、果になる。
 【巣】 ツと果で、巣になる。

 このように、漢字を学び、その漢字に積み重ねるように、新しい漢字を学ぶようにしています。

 殳(るまた)、隹(ふるとり)、廴(えんにょう)、疒(やまいだれ)などの部首もひとつひとつ学ぶようにします。

 さて、青、責、素、毒などの上の部分。3つの一とたてぼうです。
 これはまとめて学びたいです。

 ところが、それに名前がないようで、いろいろさがすのですが、見つかりません。部首ではないようです。

 それで、ぼくが造語しました。「ノなし生」
 「生」から「ノ」を除けば、それになりますね。

 それから、
 「長」「良」「根」「展」などの下の部分、はねぼう、ノ、右払いの部分です。
 これも名前がないようです。
 それで、「点、ノなし衣」という造語にしました。

 ぼくの造語によって、漢字が覚えやすくなればいいのですが。

ぼくには理解できない。なぜ、王、美、夫が象形文字??
 漢字には、象形文字、指事文字、形声文字などがありますね。

 象形文字とは、ものの形をかたどって描かれた文字からなる文字体系で、絵文字からの発展によって生まれたと考えられている文字です。

 山、川、火などは、象形文字です。これはよくわかります。
 山の絵から、絵文字ができて、それが漢字の「山」になったのです。

 よく例にもでるので、分かると思います。

 そして、指事文字。
 指事文字とは、形がない物事を線・点で表す漢字です。

 一、二、三、上、下などは、指事文字です。

 上や下というのは、形がありません。抽象的なものです。だから、
 手のひらの上の方に点を打って、上を表した。それが「上」という文字になったのです。

 これだけの説明だと、象形文字、指事文字について、分かりやすいですね。

 ところが、王、美、夫などが象形文字に分類されていることが、ぼくには理解できないのです。

 王も美も夫も形はありません。
 王様は存在しますが、王という身分は抽象的です。夫についてもそうです。

 美などは、もう抽象的なもののさいたるものです。
 美とは何ですか、と問われると、どう答えたらいいでしょう。
 明確な定義は難しいです。

 でも、それらが、白川静著「常用字解」によると、象形文字だというのです。

 次は、白川静さんの解釈です。

王=大きな鉞(まさかり)の頭部の形。王位を示す儀礼用の道具として玉座(王の座る席)の前においた。それは王のシンボル(象徴)であるから、「君、君主」の意味となる。

美=羊の角から後ろ足までの全体を上から見た形。 大人の羊の美しさを美といい、「うつくしい」意味に使う)

夫=頭のまげにかんざしをさして 正装している 結婚式の時の男の姿



 美は、羊の全体像で表しているのです。それが象形文字だとはぼくにはまったく理解できません。

 白川静さんは、象形文字と指事文字の分類など、たいしたことだとは思っていなかったのかもしれませんね。

 それは理解できます。
 漢字がどのようにできたのか、というのが大切で、それを分類することは価値がないと思ったのでしょう。

 そう考えなければ、王や美が象形文字となっていることは理解できません。

なぜ、王、美、夫は象形文字??

なぜ、王、美、夫が象形文字か。
 昨日のブログでは
ぼくには理解できない。なぜ、王、美、夫が象形文字??

 を書きました。

 さて、書くことは考えをまとめ、発展させることにつながります。
 書いてしばらくしてから気づいたことをここに書きます。

 昨日書いたように、「王、美、夫」は抽象的で、形はありません。

 ただ、王、美、夫という字は、それぞれ、まさかり、羊の全体像、かんざしを刺した男の人からできた漢字です。

 まさかりには、もちろん形があります。形があるまさかりから「王」という文字ができたのです。

 「王」という文字ができた段階をみて、象形文字ということにしたのでしょう。

 「王」を表す文字を作りたいと昔の人は思った。でもそれは抽象的だから、王を象徴するまさかりで表そう、と考えたのです。

 文字を分類するときには、王という漢字は、形のあるまさかりだから、象形文字ということにしたのでしょうね。

 美や夫などの場合も同様でしょう。

 つまり、具体的な形のあるものが文字になった、そこをみて「象形文字」という名前を付けたのです。その文字が抽象的な意味を持つのは、何文字かということには関係ないのです。

 それに対して、「上」というのは、手のひらの上の方に点をつけて、直接抽象的な概念を表現する文字を作ったのです。そういうのを指事文字というのですね。

 そういう事なら理解はできますね。

平方センチメートルか立方センチメートルか
 小学生では、面積と体積を学びます。
 小学5年生に面積の問題を出して尋ねると、
 「平方センチメートルかな、ら立方センチメートルかな」
 と戸惑っていました。

 平方なのか立法なのか。
 似たような言葉です。

 じきに慣れるでしょうが、面積、体積を学んで直後だと、どの単位を用いるのかが区別が難のでしょう。

 そういう時、僕は黒板に長方形を書き、
 これは、平らな面でしょう。そういう物は面積を求める。
 平らな面、平面なので平方センチメートルという単位になる。

 箱などは立っているでしょう。立体になっているね。
 そういうのは体積になり、立方センチメートルを使うんだよ

 と説明しました。

 理解してうなずいていましたが、きちんと区別できるでしょうか。

「林」と「森」の違いについて
 漢字の学習書「成り立ちにそって学べば漢字は楽しい」を作成しています。

 象形文字は終わり、会意文字のところに入りました。
 まず、林と森から学べば、会意文字の意味が分かるかなと思って、そうしています。

 木が2つで林ですね。そしてさらにこの林に1つ木を加えると森になります。漢字というのは面白いです。

 ところが「林」と「森」の意味の違いはどうなのだろうか、と考えてみると、僕自身曖昧だということに気づきました。

 なんとなく、木がたくさん集まったところが「林」で、その林よりさらに木が多くなると「森」になるというくらいの認識しかありませんでした。

 それで色々調べてみました。結構難しいです。

 農林水産省は、人工的に作られたのか、自然にできたのかで、林と森を区別しているそうです。

 でも、それに対して、
同種類の木でできているところが林で、たくさんの種類の木でできているところが森という定義がなされています。

 その他に、生活に直結しているか、していないかでの区別もされています。

 そして、規模の大小によっての区別もあるようです。

 僕は色々な辞典を調べてみました。すると、その規模の大きさで区別している辞典が多いですね。

 つまり、木がたくさん生えているところが林で、林よりも樹木が多いところが森だというわけです。

 僕が何となく考えていたことでいいのかなと思っています。

 以下に僕が調べたもののを書き出してみます。


「森」と「林」と「森林」の違い | 違いがわかる事典
から、あちこち引用すると

農林水産省の定義では、自然にできた樹木の密集地を「森」、人工的に作られた樹木の密集地を「林」としている。
森は「盛り」と同源で、木が多くこんもりと盛り上がったところ
林の語源は「生やす」の名詞化「生やし」
様々な種類の木があり、深く生い茂るようなところを「森」
同じ種類の樹木が多く立ち並んでいるところで、木と木の間隔がさほど狭くないところを「林」
森は大規模なもの、林は小規模なものという区別もされる。
また、林は、生活に直結した範囲にあるもの。
森は、生活に直結しない範囲にあるものという区別もされる。



 そうです。

三省堂の新明解国語辞典

「林」
[果樹園・並木・植木畑と異なり]一帯に同種の高木が枝を交わらすようにたくさん生えており、一目で他と区別されるところ。

 「森」
[遠くから見ると濃い緑が盛り上がって見え、近づいてみると日の射すことがほとんどないところの意]周りに比べて際立って高く大きな木が茂っているところ



学研のジュニアアンカー国語辞典


木がたくさん生えているところ


薄暗いほどにたくさんの木が茂っているところ



ベネッセのチャレンジ国語辞典

 林
たくさんの木が集まって生えているところ

 森
大きな木がたくさん茂っているところ



 旺文社の標準国語辞典

 林
①木がたくさん生えているところ ②同種類の物事が多く集まっていること (例)煙突の林

 森
大きな樹木がかたまってたくさん茂っているところ。林よりも樹木が多く、木深い。



デジタル大辞泉 

はやし【林】 の意味
1 樹木がたくさん集まって生えている所。「武蔵野の面影を残す林」「雑木林」
2 同類のものが立ち並んでいる状態。「アンテナの林」

もり【森/×杜】 の意味
1 樹木がこんもりと生い茂った所。「森の都」
2 神社がある神域の木立。「鎮守の森」



漢字の成り立ち、白川静氏の説明は藤堂明保氏の説明よりとても難しい
 漢字の学習書「成り立ちに沿って学べば漢字は楽しい」を作っています。

 漢字の成り立ちには、まだ定説はないようで色々な説明があります。

 その中で最も有名なのが、白川静さんと藤堂明保さん。

 漢字が出来上がったのは、占いからだと聞いています。それで白川静さんの説明の方がそこを重視しているので、白川静さんの説明を取り上げて学習書を作ってきました。

 ただ、作っていくうちに、彼の説明がかなり難しいことがだんだんわかってきました。

 それに比べると、藤堂明保さんのはとてもやさしいのです。

 例えば 「休」という漢字
 白川静さんの説明は次の通りです。

 人と木とを組み合わせた形。木は古い字型では「禾」の形で、横木のついている柱を表し、軍門の両脇に目印の木として立てられた。戦争で手柄を立てた人を表彰することを「休」
と言い、「休」は「幸い、めでたい」というのがもとの意味であった。王が褒美を与える時に、貴重な貝や馬などの品物以外に休みを与えることがあり、「休」は「やすむ」という意味にも使われるようになった。


 それに対して藤堂明保さんのは

 人と木とを合わせて、人が木のかげで休む様子を表す字


  とあります。

  何が正しいかは分かりません。白川静さんのは深い読みをしているように思います。何か正しそうな感じもしますが、悪く言えば、まわりくどい。

 藤堂明保さんのは、単純でわかりやすいが、悪く言えば薄っぺらな感じもします。

 わかりやすいのは藤堂明保さんのだというのははっきりしていますね。

 僕が作ろうとしているのは、漢字をはじめて学ぶ人のためのものです。その人たちにとって役に立つのは何かということを考えれば藤堂明保さんの説明でしょう。

 その方がわかりやすいので覚えやすく覚えやすいはずです。

 学習書作成は小学生の漢字の3分の1ほど終わりました。

 これから作り直すとすると大変ではありますが、漢字をはじめて学ぶ人がの役に立つものということで、これから作り直すつもりでいます。

朝鮮の漢字の読み方
 金正男(キム・ジョンナム)が殺害され、北朝鮮がミサイルを打ち上げ、大統領が罷免されたされたりなど、朝鮮の人の名前がニュースでよく取り上げられます。

 僕が学生の頃には、朝鮮の人の名前は日本の漢字の読み方になっていました。

 金日成(キム・イルソン)は、「キンニッセイ」と呼んでいたのです。

 その国の発音にしたほうがいいということで、そうなったのでしょう。
 その国の文化を尊重するという意味で、いいことです。

 でも、日本語の読みと少し違うので戸惑いますね。

 金(キン)を「キム」と読むのはそれほど違和感がないです。

 僕ら日本人も n を m と発音したりします。

 例えば「キンモクセイ」は「kimmokusei」と発音しています。金は[kin]ではなく[kim]と発音しているのです。

 自分で確かめてみてください。口は唇はしっかり閉じているはずです。

 だから金(キン)を[キム]と呼んでもおかしくないでしょう。

 金正男(キムジョンナム)の「ナム」。
 長男は「チョウナン」と発音するのですから、「ナム」と発音してもおかしくないでしょう。

 正は「ジョン」と発音するのですね。
 僧正は、「ソウジョウ」です。
 それから、「ジョウ」→「ジョン」になると考えられます。

 金正恩(キム・ジョンウン)の恩は「ウン」と発音していますね。

 沖縄の方言では、基本的に「オの段」はありません。「オ段」は「ウ段」になるのです。

 恩義(おんぎ)は、「ウンジ」になります。

 温州は、「オンシュウ」というのも認められていると聞きましたが、「ウンシュウ」ですね。

 それから考えると、「オン」が「ウン」になるのも、そんなに珍しくないような気がします。

 ただ金正日[キムジョンイル]の日[イル]をどう考えたらいいのか。
 日の音読みは「ジツ・ニチ」、訓読みは「ヒ・カ」。

 似た発音はないです。どう考えるのでしょうか。

 朝鮮の言葉に全く素人の僕が考えてみたことです。




17/04/13 Limg さんから、コメントをいただきました。
 なぜ、日が「イル」になるか、教えていただきました。ありがとうございます。


対応規則はあります
漢字の韓国語と日本語の発音の対応はこちらです。
・古中国語→古韓国語→→→→→→韓国語
・古中国語→古韓国語→古日本語→日本語
・古中国語→→→→→→古日本語→日本語
の3つの流れを意識する必要があります。

日の頭子音が特殊で、韓国語にも日本語もニで対応していました。
後に韓国語で「ニ」の頭子音が脱落して「イ」となりました。
日の末子音は入声-tで、
韓国語はそのまま-tで対応して、後に「ル」に変わりました。
日本語はそのまま「チ」や「ツ」で対応して、今に至りました。
こういう変遷が分かれば、イル≒ニチと近く感じられます。

こういう論文を読むことをお勧めします。
http://www.tsukuba-g.ac.jp/library/kiyou/2010/06KIM.pdf
http://www.tsukuba-g.ac.jp/library/kiyou/2011/08KIM.pdf


「成り立ちに沿って学べば漢字は楽しい(仮名)」では、できるだけ大きな部品を先に学ぶ
 漢字の学習書「成り立ちに沿って学べば漢字は楽しい(仮名)」を作っています。

 基本的な方針は、 部品を先に学び、その部品でできる漢字を後で学ぶというものです。

 例えば、「希」は、
 冂(どうがまえ) → 巾(きん) → 布(ぬの) → 希(き)
 の順序で学んでいくようにします。

 そして、できるだけ大きな塊の部品を作るようにします。

 昨日は「密」のページを作りました。

 「密」は、宀(うかんむり)と必(かならず)と山(やま)でできていることはすぐにわかります。

 宀、必、山は、前もって学んでいます。

 そこで、僕は、必と山で一つの漢字が出来、それにうかんむりが付けて密になったのではないかと推測しました。

 そして、「必+山」の字を探したのですがありません。

 漢字辞典の「密」の項を見ると「宓(みつ)」という字があることが分かりました。

 宀+「必+山」ではなく、「宀+必」+山 だったのです。

 宀(うかんむり)と必(かならず)で、宓になるのです。

宀(いえ)と必(すきまがない)とを合わせた字で、家の戸をピタリと閉じること


 だそうです。

 そして、

宓(家の戸をピタリと閉じること)に山をつけて、深く閉じて、人を近づけない山を表す


 そうです。

 その「宓」は常用漢字以外の漢字です。ほとんど使われません。ぼくは知りませんでした。でも軽くそれを学んでから、

宓(みつ)に山(やま)で、密になる
 と言うことを学べば、 すぐに「密」を学ぶよりは楽なのかなと思っています 。

 このように、「成り立ちに沿って学べば漢字は楽しい(仮名)」は、できるだけ大きな部品を先に学ぶように作っています。




17/04/13 Limgさんから、コメントをいただきました。

必+山=𡶇
𡶇という字もあります。cf: http://jigen.net/kanji/138631

古い情報はこちらが便利で詳しく、確実です。
http://dict.variants.moe.edu.tw/yitia/fra/fra01037.htm
右側の古い辞書の写真が確認できます。

【&玉篇】を見ると
「𡶇」は完全に密の異体字、
「宓」は「止」や「静」の意味、
が分かります。

【&集韻】を見ると
「密」が「宓」の異体字とする項目と、
「𡶇」が「密」の異体字とする項目が並存してます。

「密」はこちら
http://dict.variants.moe.edu.tw/yitib/frb/frb00740.htm

漢字の成り立ちに関しては、もっと慎重になることをお勧めします。



 コメント、ありがとうございます。勉強になりました。

漢字の学習書とプログラム学習、水道方式
 漢字の学習書「成り立ちに沿って学べば漢字は楽しい(仮題)」を作っています。

 漢字の学習書を作っていると言うと、僕は漢字が得意なんだろうと思う人がいるでしょうね。

 でも全く逆です。僕は漢字が大の苦手なのです。とにかく覚えるのが大嫌いでした。英単語なども。
 大学を出ていると言うと、漢字も強いはずだと思われてしまうので恥ずかしくなります。なんとかごまかしていますが 。

 それでは、なぜ漢字の学習書を作る気になったのか。

 それは今の学校教育の漢字学習が良くないからです。

 僕は独学でプログラム学習、水道方式について学びました。

 プログラム学習は、階段を登るように、一段一段スモールステップで学習を進めていく方式です。

 水道方式は系統性を重んじます。それまで学んできたことと有機的につながるような感じで学習が進んでいきます。理解しながら学ぶということも重視しています。

 その観点から言うと、現在の漢字の学習は全くなっていません。

 ただ、日常的によく使われる漢字の順に学んでいくというようになっているのでしょう。

 これまで学んだ漢字とこれから学ぶ漢字のつながりがまったくありません。

 それに気づいて、生徒たちに教えようとしてもそれは難しいです。

 学年の枠で、1年ではこれらの漢字、2年ではこれらの漢字、というように教えなければいけなない漢字が学年で決められているからです。

 僕がセルフ塾をやっている時も教科書に出てくる順序で学習させてきました。
 学校での学習が進むと、その子のやる気も出てきます。それを重視したのです。

 でも、本来あるべき順序で漢字の学習を学べるようにできないかということで学習塾を 辞めた今、それを作ろうと思ったのです。

 漢字は得意でなくても、その漢字のページを作るときに、漢字辞典を引けば十分に対応できます。辞書の使い方はよくわかっています。
 苦手な僕でも、小学校程度の漢字は読み書きできますし、中学校の漢字は、書くとなると難しいのですが、読みは十分にできます。


ツワかんむり、ノツワかんむり
 漢字の学習書「成り立ちにとって学べば漢字は楽しい(仮題)」を作成しています。

 その学習書では、漢字をできるだけ大きな部品に分けて、それの組み合わせとして覚えるように作っています。

 「学」の字。
 これはカタカナのツとワ、そして子でできています。

 そのツとワを一緒にできないかな、と考えました。

 「ワかんむり」「ウかんむり」というのはあります。
 そうすると学の上の部分は「ツワかんむり」にすればいいのではないでしょうか。

 なぜそこの部分にはそういう名前はないのでしょうか。

 部首に「ツ」があります。
 検索すると、

部首索引:「つ、つかんむり」(漢字一覧)

 が見つかり、次のようにあります。

「ツ」は、ある種の複雑な字形の一部を簡略化するとき、符号的に用いられています。常用漢字では、旧字体で「單嚴勞榮螢營擧譽學覺巢獵」であった字形の一部が「ツ」に略され、「単厳労栄蛍営挙誉学覚巣猟」になっています。これらの新字体のうち、もとの所属部首に分類できなくなった文字をまとめるため、部首として「ツ部」が設けられました。


 それによると、
 難しい旧漢字の複雑なものを簡単にツに置き換えたのです。

 「學」は「学」に、「勞」は「労」、「榮」は「栄」になったのです。

 元々「ツワ」というのは無かったので、それをまとめて言う言い方もなかったのでしょうね。

 でも「ツワかんむり」というのがあれば便利です。そうすると

 「学」は「ツワかんむり」と「子」
 「労」は「ツワかんむり」と「力」
 「栄」は「ツワかんむり」と「木」

 と覚えれば、覚えやすいと思うのですがどうでしょうか。作ってしまうのです。

 そして、「愛」「受」「舜」の上の部分は「ノツワかんむり」にすればいいのではないかな。
 (ノツの部分で、「つめけんむり」というそうです)

  同じようなことを考える人もいるようで、「ツワかんむり」を検索すると次のページも見つかりました 。

じゃあ、営の部首はな~んだ? [知りたい!!]
 

漢字「家」を学ぶ
 漢字の「家」は、小学2年で学びます。よく使われる漢字なので、早く学ぶのでしょうね。

 もうすっかり慣れてしまったぼくらにとっては、難しくない漢字です。

 でも、なにかとってもごちゃごちゃしていませんか。最初習うときは、混乱するのでは。

 ぼくはいま漢字の学習書を作っていますが、次の順序で学んだらいいかな、と思っています。

 まずは、漢字の一部として、「力」の一画目を学びます。カタカナの「フ」の字に「はね」がある形です。

 力、刀、方 などの一部に使われていますね。

 次に「はねありフ」に「ノ」をつけた「勹」。これは「つつみがまえ」という部首です。包、句、匂 などに使われています。

 そして、「勹」に、ノを2つ加えると、「勿(なかれ)」になります。人名漢字です。
 「勿論(もちろん)」などで使われますね。

 「勿」に「牛(うしへん)」 で「物」になります。

 その「勿」に「一、ノ、右払い」を加えると、「豕」になります。部首の一つで「ぶた・いのこ」だそうです。

 豚、象 などができます。

 この「豕」の上に「ウかんむり」をのせると、やっと「家」ができました。

 このように、

 「はねありフ」
→「勹(つつみがまえ)」
→「勿(なかれ)」
→「豕(いのこ)」
→「家」

 の順に学んだら、無理なく学習できるのではないかな、と思います。

漢字の学習のプログラム学習
昨日は漢字「家」の学習について書きました


 「はねありフ」
→「勹(つつみがまえ)」
→「勿(なかれ)」
→「豕(いのこ)」
→「家」

 の順に学んではどうか、というものでした。
 
 最近このようなことを書き出して思うことがあります。
 今、僕がやっているのは漢字の学習のプログラム学習ではないかと。


 プログラム学習というのは、課題をできるだけ細く分け、そしてスモールステップにして学習が進みやすくするという方法です。

 「家」という漢字に辿り着くまで、細かく一歩一歩進みやすくしていくということです。

 この学習書作り始めた頃は、成り立ちに沿って学ぶということを考えていただけです。

 もちろん、それは今も考えています。
 その中で、できるだけスモールステップにするということが自然に出てきたように思います。

 漢字の書き方の練習は、最初なぞり書きで始め、少しずつヒントを減らしていく工夫をしています。明日にでも紹介します。

 中学英語、そして算数、数学、理科の教材もプログラム学習で作ってきたつもりです。

 プログラム学習に出合ったのは、大学生のころですから、もう40年ほど前です。自己流で学んだのですが、すっかり僕の体にしみついているという感じです。

 プログラム学習では「即時フィードバックの法則」というのが不可欠です。
 つまり課題をやったら、それが正しいかどうかフィードバックがすぐに与えられるというものです。

 いま作成している学習書でも、漢字を5つか10学習をしたら、読み方、書き取りのテストをして、そして正解かどうかのフィードバックをするのも考えていきたいと思っています。

漢字の書き方の練習と行動分析学のフェイドアウト
 漢字の学習書を作っています。それには漢字の書き方の練習も入れます。

 その時に、行動分析学でよく使われるフェイドアウトという方法を意識的に取り入れてみました。

 書き方の練習は次のようになっています。わかりやすくするためにカタカナの「カ」です。
kanji1.jpg

 一つ一つ説明します。
 1番目は薄く書かれた「カ」の文字に書き順の番号を添えてあります。これは書き方の練習書にはよくありますね。
kanji2.jpg

 それを参考にしながら、なぞって書くようにします。

 2番目の枠は、薄く書かれた「カ」の文字だけです。書き順の番号はなくなっています。1番目の書き順番号が添えられた字はすぐにみることができます。
kanji3.jpg

 3番目。点だけが並んでいます。
 書くときの始点と終点、そして角の点、始点終点の中間点が打たれているのです。
 それを参考にして、文字を書くようにします。
kanji4.jpg

 4番目
 真ん中の点がなくなりました。始点と終点そして角の点だけです。
kanji5.jpg

 5番目
 終点もなくしました。あるのは始点と角の点だけです。
 kanji6.jpg

 6番目からあとは、点がありません。手がかりはありません。前でやったのを見ながら練習します。

 このように徐々にヒント、手がかりを少なくしています

 レコーディングで、音量を徐々に絞りながら曲を終了することを音楽用語でフェイドアウトと言います。

 行動分析学では、新しい行動を作るときに、最初は手を添えたり、ヒントを出したりという援助を行いますが、それを徐々に取り除いて、援助がなくても自分でできるようにする方法をフェイドアウトと言います。

 自転車乗りの練習で、最初はお父さんが後ろで支えながら自転車に乗りますが、そのうちに支えをなくしていきますね。あれです。

 それを漢字の練習に意識的に取り入れてみたのです。

 書店で漢字の練習の本をいくつも見たのですが、このようにフェイドアウトを用いたの ありませんね。
 僕が知る限りぼくのが最初です。

年は、ノ一とヰ
  最近、漢字を見ると分解してみる癖がついています。

 漢字の学習書「成り立ちに沿って学べば漢字は楽しい(仮題)」を作っているからです。
 それぞれの漢字がどのような部品でできているのかで、漢字を学んでいくという学習書です。

 最近、「年」に、ヰが含まれていることに気づきました。

 ノーとヰ でできていますね。

 この「ヰ」は現在使われませんが、カタカナです。ひらがなにすると「ゐ」。
 発音は「い」と基本的に変わらないということです。入力するときには wi と打てば出てきます。

 この「ヰ」、他にも使われています。
 「降」にもありますね。それから「韓」。

 「韓」に使われている「韋」。これは「なめしがわ」という部首だそうです。そういう部首もあるというのを初めて知りました。

 学習書を作ることで僕は色々勉強をさせてもらっています。

 なお「ヰ、ゐ」は「い」と同じ発音と書きましたが、沖縄口(うちなーぐち)では、区別します。

 「いれー」は「入(はい)れ」、「ゐれー」は「座(すわ)れ」です。

教育漢字六書分類と藤堂明保編「学研漢和大辞典」
 教育漢字の学習「成り立ちにそって学べば漢字は楽しい(仮題)」を作っています。

 最初は白川静の漢字の成り立ちの説明でやっていましたが、その説明があまりにも難しいので、途中から藤堂明保の説明でやることに変更しました。

 漢字には六書分類があります。象形文字、指事文字,会意文字,形声文字,転注文字,仮借文字の6つに分類することです。

 僕は白川静の分類と藤堂明保のそれはそれほど違わないだろうと思って、続きから始めました。

 ところが作業をしていると漢字の分類が2人でとても違うことに気づきました。

 それで分類をやり直すことにしました。

 僕は小学館の藤堂明保編「例解学習漢字辞典」を使っています。

 この本には成り立ちの説明はあるのですが、その漢字が何文字なのかはっきりは書かれてはいません。

 だいたいはその説明を読めば何漢字なのか分かるので、それで分類していました。

 ところがやはりはっきりしないのがあります。

 ネットを調べても藤堂明保による分類はありません。

 それで藤堂明保編「学研漢和大辞典」を買いました。とても厚い本です。


 これにはきちんとそれぞれの漢字が何文字か書いてあります。

 これだと漢字六書分類ができます。それを昨日から始め、1年の80字が終わり、2年生の漢字に入ったところです。

  藤堂明保の分類では「会意兼形声文字」というのがあるのですね。

 そのために、白川静の説明から藤堂明保の説明に変えたときに、大きく異なった原因だったかもしれません。

 作業がほぼ振り出しにもどりました。まだまだ作業は続きます。

象形文字、指事文字、会意文字、、そして形声文字
藤堂明保の分類では「会意兼形声文字」というのがある

ということを書きました。
教育漢字六書分類と藤堂明保編「学研漢和大辞典」

 その「会意兼形声文字」について書こうと思いますが、その前に今日は、象形文字、指事文字、会意文字について簡単に書き、そして形声文字の説明をします。

 「象形文字」というのは多くの人がよく知っていますね。
 「 山」は山の形からできた漢字です。
 また、「木」は木の形からできた漢字です。

 象形文字とは、ものの形から生まれた文字(漢字)のことです。

 指事文字というのは形がないものを何とか形にしたものです。

 数は抽象的なものです。数には形はありません。

 それを「一」で数の1、「二」で数の2を表したのです。


指事文字とは・・・絵としては描きにくい物事の状態を点や線の組み合わせで表した文字(漢字)の事を言います。

 次に会意文字です。

 「休」は、「イ(人)」と「木」でできた漢字です。
 
  人が木の陰でに来て休むというのを表します。イメージできますね。

 「男」は「田」と「力」と組み合わせた文字です。

 田で力をだすのが「男」です。

 田は畑のことで、畑仕事や狩りに力を出す男のことです。

 このように漢字を組み合わせて作られた文字が会意文字です。

 次に形声文字。

  これまでの象形文字、指事文字、会意文字のように漢字を作ってきたのですが、新しい漢字を作るのが面倒くさくなったのでしょう。
 簡単に作る方法を昔の中国の人は考え出しました。

 「海」の漢字がどのようにできたか。

 まず漢字ができる前に言葉はすでにあったのです。「カイ」と言いました。
 話をするときには、「カイ」と言って海を表していました。

 さて、「毎」も「カイ」といいました。
 水に関係する「カイ」ということで、「海」という漢字を作ったのです。「シ(さんずい)」は、水のことですね。

 もう一つ例をあげます。数の百。

 文字ができる前に「ヒャク」という言葉はすでにありました。
 それと似た発音の字を探すと「白」が見つかりました。

 白夜は「ビャクヤ」と読みますね。

 そして、数字を表すということで、「一」と加えます。

 「一」+「白」→「百」

 数字に関係のある「ヒャク」だから、「百」です。

 音と意味と組み合わせたのですね。

  読みを表す部分を「音符(おんぷ)」または「声(せい)」と言い、
 意味を表す部分を「意符(いふ)」または「形(けい)」といいます。

 音符と 意符、つまり 声と形を組み合わせてできている漢字のことを形声文字というのです。



会意兼形声文字とは、
 藤堂明保の分類では「会意兼形声文字」というのがある

ということを書きました。

教育漢字六書分類と藤堂明保編「学研漢和大辞典」


ウィクショナリー日本語版には、次のようにあります。
会意形声文字(かいいけいせいもじ)

漢字の造字法のひとつで、会意文字と形声文字の特徴を併せ持つもの。六書にはない造字法であるが、従来形声文字と分類されていたものが、その音を表す文字も類縁の文字を選んでいるという事実から造字法として区分するようになっている。


 それをぼくの解釈で説明します。音読みは中国語の発音そのものではないと思いますが、同じだとして書きます。

 「花」という漢字。音読みは「カ」、訓読み(意味)は「はな」ですね。

 前の記事で、書いたように、字ができる前から「はな」という意味の話し言葉「カ」というのがありました。

 その字を造ろうと思いました。
 草、植物に関係があるので、草冠を使うのはすぐに決まりました。

 そして、音が「カ」の漢字を探します。

  「カ」という字はたくさんあります。
 火、果、可、化、香、などなど

 そこで、できるだけ「はな」の意味に近いのを選ぶことにしました。

 「はな」は、つぼみ → 咲いてはなになる → 散る
 というように、姿が変化していきますね。

 それで、変化する、化けるという意味をもつ「化」がいいのではないかということになったのです。

 「化」は、「カ」と読むので、音符でもあり、意味としても「変化する」ことを表しているので、ぴったりですね。
 だから、
「会意兼形声文字」なのです。

 もうひとつ例を

 「坂」です。
 訓読みは「さか」、音読みは「ハン」ですね。

 「さか」は土に関係があります。昔はアスファルト道はなかったでしょう。石畳の坂はあったかもしれませんが。

 そして、話し言葉で「さか」のことを「ハン」と言っていました。

 「ハン」と言う字を探します。半、凡、反 などがありますね。
 その中からどの「ハン」を選ぶか。

 さかは、そった形だと考えてもいいですね。

 土に関係があり、反った形のものというとこと、「坂」になったのです。
 「反」は、「ハン」と読むので、音符でもあるし、さかの意味も表します。

 このように会意文字でもあり、形声文字でもある文字を会意兼形声文字というのです。

「色」はセックスの象形文字、子どもたちにどう教えるか
 藤堂明保編「学研漢和大辞典」(学習研究社)によると

 色は

 かがんだ女性と、かがんでその上に乗った男性とがからだをすり寄せて性交するさまを描いた象形文字。セックスには容色が関係することから、顔やすがた、いろどりなどの意になる(以下略)


 とあります。
 英雄色を好む、好色、色魔などの色はそのような意味でしょうね 。

 次の図から、それは分かります。
色の成り立ち

 白川静「常用字解」(平凡社)によると、

 会意文字。人と卩(せつ)とを組み合わせた形。卩は、ひざまずく女の形であるから、人の後ろからまた人が乗る形で、人が相交わることをいう。獣の上に人が乗る形は犯である。色は人が相交わる時のような感情の高揚する意味に用い、(以下略)


 とあります。

 白川静の説明には、性交やセックスという言葉はありませんが、「相交わる」ということからそういうことだと思っていいですね。

 いろいろと対立する両者ですが、基本的には、色がセックスを表すというのは一致していると思います。

 さて、僕は 漢字の学習書「成り立ちにそって学べば漢字は楽しい(仮題)」を作っています。
 学年の枠を取り払い、学びやすいような順で学ぶという本です。

 対象者として考えているのは、学年の順に学ぶ必要のない
 日本語を学ぶ外国人、 帰国子女、夜間中学の生徒、先取り学習をする小学生などです。

 成人なら上の解釈は面白く、すぐ頭に入って覚えやすいでしょうね。

 ところが対象者には小学生もいます。 それをそのまま書くのはやはり問題でしょう。

 小学生向けの
 藤堂明保編「小学館例解学習漢字辞典」には、

 二人の人がよりそっているようすをえがいた字。顔・すがた・顔いろなどを表す


 とあります。だいぶ省略し、性交であることは分かりません。

 福井県教育委員会「白川静博士の漢字の世界・小学校学習漢字解説本」(平凡社)には

 人と 卩とを組み合わせた形。卩はひざまずく人の形で、もう一人の人が後ろからのっている形。気持ちが高ぶり、それが顔の表情に出ることから、顔色の意味となった。「いろどり、いろ、つややか」の意味に使う。


 とあります。
 こちらは勘のいい人ならすぐに想像できそうな気もします。

 いずれにしろ小学生に教えるのですから直接的な表現は避けた方がいいでしょう。

 僕は藤堂明保の解釈で作っているので、小学館の漢字学習辞典の表現を 使おうと思っています。



「当」の部首は? 「堂」は、尚と土
 「当」の部首は何か知っていますか?

 「小」なんです。小という部首があるのは知りませんでした。

 「当」の上の部分が「小」。「当」は、小+ヨ なんですね。少し角度が違いますが。

 「当」の上の部分の書き順を間違える人がいますが、もともとは「小」なのだと知れば間違えないでしょうね。「小」の書き順も知らない人には効果ないでしょうが。

 尚の部首も小です。

 さて、「堂」は、尚と土 で できた文字なんですね。

 また、「党」は、尚+儿(ひとあし)
 「常」は、尚+巾(きん)
 「賞」は、尚+貝
 「掌」は、尚+手

 なのです。

 調べてみて、初めて知りました。

 このように学べば覚えやすいと思います。

 学年のわくを取り除いた漢字の学習書を作っていますが、学年のわくにとらわれなければ、上のような説明が可能になるのです。

 尚は中学で学ぶ漢字、堂、党、常、賞は小学で学びます。順序が逆ですね。

 ぼくは、尚を教えてから、他の漢字を教える方法でやろうと思っています。


漢字は他の漢字の影響を受けながら完成していった
 これから書くことは僕の推理です。裏付けはないのですが、正しいのではないかと思っています。

 また、十分に他の人の説明を読んでいないので、もうすでに他の人も述べていることかもしれません。

 僕は漢字の成り立ちは単純に考えていました。

 象形文字、指事文字が他の漢字の影響を受けずに独立してまずでき、それらの漢字を組み合わせて、会意文字、形声文字ができたと思っていたのです。基本的にはそうでしょう。

 「山」は、3つのみねがある山の姿からできた文字です。木、川などもそれぞれの姿、形からできたものですね。それぞれ独立してできた文字です。

 でも、それぞれの象形文字の漢字が出来る時に、他の漢字の影響をかなり受けているように思います。

 「象」は象形文字です。象の姿、形が漢字になっていったのですね。

 でも象形文字にしては結構複雑な感じがします。

 下の部分「豕」は「豕(いのこ)」を使ったのではないでしょうか。
 「豕」は象形文字です。

 象の漢字が出来上がっていく途中で、この部分は「豕」に似ているからそれを利用しようと思ったのかもしれません。

 さてその「豕」、これも「勿(なかれ)」に似ているような気がします。

 「勿」は、様々な色の吹き流しの旗を描いた象形文字だそうです。

 この勿に、一、ノ、みぎばらいをつけて「豕」ができたのではないでしょうか。

 独立してと言うよりも他の漢字を利用して豕ができたのでしょう。

 さてその勿も「勹(つつみがまえ)を利用したものです。

 これは部首としてつかわれ、包、句などに使われますが、1つの漢字でもあります。

 人が前に物を抱きかかえ体を丸く曲げて包んだ姿を描いた象形文字だそうです。

 このように象形文字は、それぞれの漢字が独立して出来上がったと言うよりも他の漢字を利用しながら完成していったのではないでしょうか。

 さて「何」と「可」
 漢字の形だけみれば、「何」は「イ(にんべん)+可」だと思われますね。

 つまり「可」が先で「何」が後でできたと思われます。

 ところが調べてみると「可」は会意文字で、「何」は象形文字なのです。

 「何」は、人が肩に荷を担ぐ様を描いた象形文字。
 「可」は、屈曲した鍵型+口の会意文字とのこと。

 でも似すぎますね。偶然だとは思えません。

 「何」は最初は人が肩に荷物を担ぐ姿だったでしょうが、完成する過程で、「可」を取り入れたのではないかと思うのです。ぼくの推理はどうでしょうか。

骨と過の共通点
 漢字の学習書を作っていますが、いろいろ新しいことが分かり、おもしろいです。

 骨と過の共通点は何か。よく見ると、どちらも「冎」が含まれています。

 冎は、骨の関節を表します。

 冎に月をつけると、骨。月は、天体の月のほかに肉の意味があります。成り立ちはまったく別。部首の月を「にくづき」といいますね。

 冎に口が入ると、咼、音読みは「カイ」「カ」

 咼は、丸くくぼんでいて、するすると動く骨の関節を意味します。

 過は、咼に「しんにょう(進む)」をつけて、
 関節のようにするすると進む、また進みすぎるという意味などに使われます。

 それで、過は、通り過ぎる、時間が過ぎるという意味になるのです。

 咼を含む漢字には、そのほかに、鍋 禍 渦 などがありますね。

 藤堂明保編の「例解学習漢字辞典」を参考にしています。




なぜ、「達」は3本か
 漢字の「達」の横棒は3本ですね。「幸」は2本なのになぜだろうと思ったものです。

 これは中学生もよく間違えました。
 沖縄県立高校入試の国語には作文があるのですが、「私達」などの言葉で生徒はよく使い、そしてよく間違えていました。
 僕は注意してチェックしていたものです。

 今漢字の学習書を作っています。その中でわかることはいろいろあります。

 達の成り立ちは次の通り。
 

昔の字は、大と羊と「辶(すすむ)」とでできた字。
 大は音を表し、ゆとりのあること。羊はすらすらと子どもが生まれることを表す。3つを合わせて、ゆとりがあってスラスラと通ると言う意味を表す。


 (達のしんにょうは点が1つですが、出ないので辶で代用)

 藤堂明保編の「例解学習漢字辞典」からの引用です。





 羊でできていたのです。新しい漢字になり、土と羊としんにょうです。

 そのように考えて「達」をみれば確かにそうなっています。

 そして「羊」なら横棒は3本です。それが分かればもう間違えません。

 生徒にも、達は幸ではなく、土と羊でできているんだよと教えれば、それ以後は間違えないだろうと思います。

 なかなか興味深い 。

 「土にまみれた羊が辶(すすみ)、ゴールに達した」
と覚えればいいですね。

教育漢字六書分類表(藤堂明保)
教育漢字六書分類表(藤堂明保)

 漢字を象形,指事,会意,形声,転注,仮借の6つに分類する方法を六書分類といいます。それは分類する人によってだいぶちがいます。ここには教育漢字を藤堂明保氏による分類を一覧にしました。
 学研漢和大辞典の説明を参考にしました。

(象形文字)
(一年)
雨 火 貝 九 玉 月 犬 口 山 子 
耳 車 手 女 小 人 水 夕 石 川 
早 足 大 竹 中 虫 田 土 日 入(or指示) 
白 文 木 目 力 黄 
(二年)
羽 何 夏 回 角 楽 弓 牛 魚 京 
兄 元 戸 古 午 工(or指事) 交 行 高 才 
止 矢 自 首 色 心 西 声(聲は会意) 長 鳥 
刀 冬 東 肉 馬 米 母 方 万 毛 
門 来
(三年) 
去 業 曲 血 幸 皿 者 主 州 身 
丁 豆 平 由 予 羊 両 
(四年)
衣 果 求 欠(缺は会形) 参 散(or会意) 士 氏 児 象 
臣 単 兆 飛 必 不 夫 包 未 民 老 
(五年)
永 示 非 
(六年)
革 干 己 冊 尺 若 泉 片 卵 
(追加文字) 
鹿 井 

(指事文字)
(一年)
一 下 五 三 七 十 上 天 二 八 
本 
(二年) 
弟 
(三年)
県(縣は会意)
(四年)
末 
(五年)
再 
(六年)

(会意文字)
(一年)
王(or象形) 音 休 見 左 四 糸 出 森 正 
生 青 赤 先 男 名 立 林 
(二年)
引 科 家 画 会 間 丸 岩(巖は会意兼形声) 計 言 
原 後 公 光 合 谷 黒 今 算 思 
弱 秋 少 食 図 数 雪 走 多 体 
知 昼 直 答 同 内 買 半(or形声) 番 父 
分 歩 北 明 鳴 友(or会意兼形声)用 里
(三年)
安 医(醫は会意) 委 意 育 員 央 屋 化 開 
寒 宮 局 区 具 庫 向 号 祭 死 
使 次 事 実 守 取 酒 拾 習 集 
章 勝 乗 申(or象形) 真 進 世 昔 全 相 
送 息 族 対 炭 短 登 農 配 畑 
反 皮 美 筆 表 秒 品 負 命 面 
役 旅 列
(四年)
位 胃 印 加 害 各 官 希 季 喜 
器 泣 給 共 競 軍 芸 建 好 最 
札 刷 殺 産 史 司 辞 失 周 祝 
順 初 笑 焼 信 省 折 節 然 争 
倉 巣 束 卒 孫 帯 典 毒 票 付 
兵 別 変 便 法 牧 約 要 利 良 
料 量 類 令 連 労 
(五年)
因 易 益 可 解 規 久 禁 句 件 
険 検 厚 興 妻 罪 賛 支 師 質 
修 承 制 勢 設 舌 絶 素 造 則 
率 損 退 断 犯 比 貧 婦 武 弁 
報 暴 夢 綿 余 留 
(六年)
異 延 灰 巻 看 危 貴 筋 系 敬 
穴 后 孝 困 至 射 収 宗 就 衆 
熟 処 垂 寸 染 善 奏 存 尊 暖 
展 難 乳 拝 班 奮 並 閉 宝 亡 
枚 郵 乱 律 臨 
(追加文字) 
岡 熊 栃 奈 阜(or象形) 香 縄

(形声文字)
(一年)
草 百
(二年) 
海 帰 週 書 朝(or会意) 当 
(三年)
指 写 受 所 商 代 追 鉄(鐵は会意) 度 等 
鼻 洋 様 落 路
(四年)
塩 景 昨 賞 席 腸 徒 熱 副 
(五年)
移 確 旧 飼 常 敵 破 肥 布 仏 

(六年) 
映 割 机 権 紅 蚕 視 詞 署 障 
針 創 蔵 担 宙 討 党 糖 晩 否 
(追加) 


(会意兼形声文字)
(一年)
右 円 花 学 気 金 空 校 字 村 
町 年 
(二年)
雲 園 遠 歌 絵 外 活 顔 汽 記 
強 教 近 形 語 広 考 国 細 作 
市 姉 紙 寺 時 室 社 春 場 新 
親 星 晴 切 船 線 前 組 太 台(臺は会意) 
地 池 茶 通 店 点 電 頭 道 読 
南 売 麦 風 聞 毎 妹 夜 野 曜 
理 話 
(三年)
悪 暗 院 飲 運 泳 駅 横 温 荷 
界 階 感 漢 館 岸 起 期 客 究 
急 級 球 橋 銀 苦 君 係 軽 決 
研 湖 港 根 仕 始 歯 詩 持 式 
終 住 重 宿 暑 助 昭 消 植 神 
深 整 想 速 他 打 待 第 題 談 
着 注 柱 帳 調 定 庭 笛 転 都 
投 島 湯 動 童 波 倍 箱 発 坂 
板 悲 氷 病 部 服 福 物 返 勉 
放 味 問 薬 油 有 遊 葉 陽 流 
緑 礼 練 和  
(四年)
愛 案 以 囲 英 栄 億 貨 課 芽 
改 械 街 覚 完 管 関 観 願 紀 
旗 機 議 救 挙 漁 協 鏡 極 訓 
郡 径 型 結 健 験 固 功 候 航 
康 差 菜 材 察 残 試 治 借 種 
松 照 唱 成 清 静 積 説 浅 戦 
選 側 続 隊 達 置 仲 貯 低 底 
停 的 伝 努 灯 堂 働(国字) 特 得 念 
敗 梅 博 飯 費 標 府 粉 辺 望 
満 脈 無 勇 養 浴 陸 輪 冷 例 
歴 録
(五年)
圧 営 衛 液 演 応 往 桜 恩 仮 
価 河 過 賀 快 格 額 刊 幹 慣 
眼 基 寄 技 義 逆 居 許 境 均 
群 経 潔 券 限 現 減 故 個 護 
効 耕 鉱 構 講 混 査 災 採 際 
在 財 雑 酸 志 枝 資 似 識 舎 
謝 授 述 術 準 序 招 証 条 状 
情 織 職 性 政 精 製 税 責 績 
接 銭 祖 総 像 増 測 属 貸 態 
団 築 張 提 程 適 統 銅 導 徳 
独 任 燃 能 判 版 備 俵 評 富 
復 複 編 保 墓 豊 防 貿 務 迷 
輸 預 容 領 
(六年)
遺 域 宇 沿 拡 閣 株 簡 揮 疑 
吸 供 胸 郷 勤 警 劇 激 絹 憲 
源 厳 呼 誤 皇 降 鋼 刻 穀 骨 
砂 座 済 裁 策 私 姿 誌 磁 捨 
樹 従 縦 縮 純 諸 除 将 傷 城 
蒸 仁 推 盛 聖 誠 宣 専 洗 窓 
装 層 操 臓 宅 探 誕 段 値 忠 
著 庁 頂 潮(or会意) 賃 痛 届 認 納 脳 
派 背 肺 俳 批 秘 腹 陛 補 暮 
訪 忘 棒 幕 密 盟 模 訳 優 幼 
欲 翌 覧 裏 朗 論 
(追加漢字)
茨  媛 埼 梨 阪 岐 佐 崎 滋 沖


(仮借文字)
(一年)千 六
(四年)告(or会意)
(六年)我


なぜ、漢字は「漢字」というのか
 漢字のはなし (岩波ジュニア新書)"(阿辻 哲次 著)を読んでいます。おもしろいです。



 その本に次のようにあります。

"古代中国の王朝のひとつに「漢」があります。そしてこの漢の時代に作られた文字だから「漢字」というのだと考えている人が世間には時々いますが、それは大きな誤解です。"


 さあ、大変。ぼくは世間に時々いる一人です。漢の時代につくられたから「漢字」だと思っていました。大きな誤解だそうです。

 中学生に歴史も教えました。
 『漢書地理志』に、倭という100余りの小国に分かれた国があることが書かれていることを教えます。倭というのは日本のことです。

 その漢書地理志が作られたころの中国は、漢といいます。
 そのころに漢字ができたから、漢字だというのだとずっと思っていました。

多民族国家としての中国で、もっとも多く暮らしている人々が「漢民族」であり、実に人口の九五%・・・・


 そのことは知っていました。中学地理で学びます。ぼくの知識は中学生に教えていた範囲だけ。中学生に教えていてよかった。

その漢民族の言語を「漢語」と呼んでいます。


 それも一応知っていました。

その「漢民族」が話す「漢語」を書くための文字が、ほかでもなく「漢字」だというわけです。


 なるほど。漢民族が作った文字なので、漢の字、漢字というのですね。

漢字のはなし (岩波ジュニア新書)"(阿辻 哲次 著)
 漢字のはなし (岩波ジュニア新書)"(阿辻 哲次 著)を読み終わりました。


 入門書としてとても良い本です。とても分かりやすく書かれていますし、入門期に知りたいことは網羅していると思います。

 これだけのことが分かれば漢字のことは入門したことになるでしょう。おすすめです。

文(象形文字・指事文字)は原子、字(会意文字・形声文字)は分子
 山、木、口、日などを象形文字といいます。そして、
 一、二、三、上などを指事文字、
 林、休、畑、明などを会意文字、
 百、洋、海、週などを形声文字といいます。

 象形文字と指事文字は基本になる漢字です。これ以上分けることはできません。それに対して会意文字、形声文字は漢字を組み合わせてできたものです。それを分解すると象形文字や指事文字になります。

 そして、象形文字・指事文字を「文」、会意文字・形声文字を「字」というそうです。それをあわせて「文字」です。

 そのような説明を読んで、要するに文(象形文字と指事文字)は原子に、字(会意文字、形声文字)は分子にあたるということに気づきました。

 原子は基本になるものです。これ以上分けることはできません。象形文字、指事文字と全く同じですね。

 原子を組み合わせることによって無数の分子ができます。

 そういう点で会意文字、形声文字に共通します。

 漢字を作った人は基本になる象形文字、指事文字を作って後、それらを組み合わせて無数の会意文字、形声文字を作っていったのですね。

 そうすると、有限の原子で無数の分子ができるように、漢字も無数に出来ます。なかなか良い考えです。

 それから、林、森、品、多など、同じ漢字の組み合わせたのは「単体」ということでしょう。

 それに対して畑、明、百、洋などは、違う漢字の組み合わせなので化合物ということになります。

 それから、
 漢字には熟語というのがあります。善悪、善良など。
 これらは物質で言えば混合物に当たるでしょうか。

 それぞれの意味を持ちながら、いくつもの熟語ができます。混合物も似たようなものですね。そのような事を考えると漢字と言うのは自然界の物質の出来事のようにとても合理的な感じがします。

 ついでに、さらに考えました。
 原子は分解できないと中学では学びますが、さらに分解すると、電子、陽子、中性子に、そして素粒子になります。

 象形文字、指示文字も、さらに分解すると、一、|、ノ、点などになります。これらはもう漢字ではありません。電子、陽子などに相当するのかな。


檢、險、驗、劍の新字体は、検、険、験、剣だが、僉の新字体はない
 □に入る漢字を書きなさい。
検 → 木 + □
険 → 阝 + □
験 → 馬 + □
剣 → □ + 刂 

 多分皆さん楽々とできたと思います。

 でもコンピューターでは□にあてはまる漢字が簡単に出ないのです。なぜでしょうか。

 検、険、験、剣は常用漢字です。
 それで、旧字体から新字体になったのです。次の通り。

檢 → 検 險 → 険  驗 → 験 劍 → 剣

 しかし、僉は常用漢字ではありません。だから、その新字体は作られなかったのです。それで、コンピュータでいろいろやっても、僉はでますが、その新字体はでません。

 ぼくはいま漢字の学習書を作っています。
 部品を学んでから、その組み合わせで漢字を学ぶようにしています。

 だから、
 木 + 僉の新字体 → 検
 阝 + 僉の新字体 → 険
 馬 + 僉の新字体 → 験
 僉の新字体 + 刂 → 剣 

 として教えたい。

 でも僉の新字体が出ないのですから、しかたがありません。外字として、僉の新字体を作るつもりです。

 でも、檢、險、驗、劍の新字体はあるが、その部品僉の新字体はないというのはおかしいですね。

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